浦和聖書バプテスト教会

《聞かれた願い》

2015-07-05

 

母は手伝いの人たちに言った。「あの方が言われることを、何でもしてあげてください。」(ヨハネ2:5)

 

これは『カナの婚礼』と呼ばれる有名なみことばです。ある教派はこのみことばを根拠にマリヤ(母)に祈ります。母の願いをイエス(息子)が聞いたと考えるからです。しかし、この願いは母だから聞かれたわけではありません。
カナで婚礼が開かれた当初、イエスは宣教を開始する予定ではなく(4節)、ただ弟子たちと共にお祝いに来ただけでした。しかし、そこで一つの問題が起こります。客に出す「ぶどう酒」が無くなるのです。祝宴の奉仕をしていたマリヤは、〈「ぶどう酒がありません」(3節)〉と息子に真っ先に問題を伝えます。それは、彼女は自分の息子のイエスならば、直ちに何とかしてくれると思ったのです。けれども、そのような安易な願いに対して、主は〈「あなたはわたしと何の関係があるのでしょう。女の方。わたしの時はまだ来ていません。」(4節)〉と非常に厳しいことばで退けました。
ところが、主イエスは水をぶどう酒にかえる奇跡を行っています。何故なのでしょうか?ここにマリヤの母の子に対してではない、主への信仰があるのです。彼女は手伝いの人たちに〈「あの方(主)が言われることを、何でもしてあげてください。」(5節)〉と伝えました。これは、驚くべきことばです。あれだけ見事に退けられた後、もう一度問題と向き合い、今度はひとりの信仰者として心から主イエスを信頼したのです。これが主イエスの言われる、山をも動かす信仰(マタイ17:20)なのです。
主は一旦退けた願いであっても、その人が揺ぎの無い信仰で願うならば、その願いを聞いてくださるのです。マリヤのように主イエスを信頼しましょう。     (文:実成)
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