浦和聖書バプテスト教会

11月, 2014年

《不条理を生き抜く》

2014-11-30

 

  しかし、私自身は、この足がたわみそうで、私の歩みは、すべるばかりだった。 (詩篇73:2)

 

人生が原則どおり進んでいくなら、そんなに悩みはしません。そうならないから、悩んだり困惑したりするのです(1,2)。
◇特にこの詩篇の作者がぶつかっている課題は普遍的なものと言えるでしょう(3~12)。悪がはびこり、得をしている。反して、神に従おうとする者たちが苦しめられ、虐げられている。そして、神の御名が貶められている。こういう現実にもろにぶつかった時、彼の人生はぐらッときたのです(2)。私たちは、これが罪の世の現実であることをすでに知っています。しかし、こういう世の不条理を、神に従って生き抜いて行かねばならないのです。◇彼がどのようにこの不条理を乗り越えたかを見てみましょう。彼は、こういう世の不条理に自分を合わせなかったのです(13,14)。たとえ<むなしく>とも、たとえ<一日中苦しみに打たれ>ようとも、<心をきよめ、手を洗って>きよい生き方を貫いたのです。もし彼が、心の真実を明らかにしたら、多くの人につまずきを与えたでしょう(15)。どうして神はこのような不条理を放って置かれるのだろう。考えても考えても理解できませんでした。現実を生きることは、彼には<苦役>のように思われたのです(16)。◇ところが、現実を離れて<神の聖所に入った(礼拝)>時、彼はすべてを悟るのです(17)。現実の只中で苦しんでいるときには全く分からなかったことが、現実を離れ神の前に立った時、一挙に解決されたのです。神は必ず悪をさばかれる(18~20)。これが事実として彼の胸に確信できたのです。ハレルヤ!◇後に彼は回想して、そのときの自分を<愚かで、わきまえもなく><獣のようだった>と告白しています(22)。しかし<絶えず>神とともにいた(23)とも言います。神は賢い人とだけともにおられるのではないのです。v28。
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《 逆境を生き抜く 》

2014-11-23

  

  私たちは・・・途方にくれていますが、行きづまることはありません。 (Ⅱコリント4:8)

 

パウロというと、どうしてもその働きの大きさに目を奪われがちですが、そのような偉大な働きの背後には、逆境を生き抜いて行くすさまじい戦いがあったことを見逃してはなりません。この箇所も、そういったパウロの心境が語られた数少ない箇所のひとつです。◇先ず逆境の様子が想像される幾つかのことばに目を向けてみましょう。四つの表現が出てきます。<四方八方から苦しめられる>から<倒される>までです。勿論、これらすべての苦境は、主イエスの福音を宣べ伝えたために生じたものばかりで、己の罪の刈り取りとは全く違います。しかも、すべてにおいて、それが失望や自暴自棄になっていないのです。特に二番めの<途方に・・・>は、文語訳聖書では<為(せ)ん方(かた)つくれども希望(のぞみ)を失はず>となっています。◇加えて覚えたいのは、パウロはこれを個人的な体験としてではなく、クリスチャンの一般的な歩みとして語っている点です。<私たちは・・・>とパウロは言います。「パウロだから・・・」とか「誰々さんだから・・・」と私たちは言います。「自分は違う」と位置づけたいのでしょう。しかし、本当はそうであってはならないのです。v11も同じです。◇最後に最も注目したいのは、このような逆境を生き抜く力は何処から来るか、です。v7にその答えを見ることができます。先ずパウロは自分たちを<土の器>と言います。弱く壊れやすく、価値もない・・・といった意味でしょう。しかし、この弱くもろい器に<測り知れない力>が全能の神から来るのです。ひとことで言えば、これがクリスチャンの歩み、信仰者の力なのです。神を信頼する者だから、現実に神からの救いの御わざが現わされるのです。これが逆境を生き抜く力なのです。ハレルヤ。
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《希望を持ち続ける》

2014-11-16

 

  いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために、イエスは・・・ (ルカ18:1)

 

現代は、希望を持ち続けるのが大変むずかしい時代です。ひとつの要因は、社会の様相が目まぐるしく変わってしまうことが考えられるでしょうが、やはり問題は私たちの心にあると言わねばなりません。希望を持ち続けることの大切さを、主イエスはひとつのたとえをもって教えておられます。◇注目しなければならないのは、このやもめの粘り強い求めです。物事には我慢しなければならないことと我慢していてはいけないこととがあります。彼女は、自分に仕向けられた理不尽なことを放って置かなかったのです。「私の相手をさばいて、私を守ってください」と、何度も何度も不正な裁判官に訴え続けたのです。こういう粘り強い求めを、主イエスは神にしなさいと教えられたのです。<神は、すみやかに彼らのために正しいさばきをしてくださいます。>と言われます(8)。◇見失ってならないのは、主イエスはこれを<いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために>語られたという点です。私たちにとっては、希望を持ち続けることは、祈り求めることと一体なのです。希望を持ち続けることは祈り続けることであり、失望することは祈りを失うことです。これは、私たちの信仰生活の現実に照らし合わせても真実です。祈りを失っている人は、何の希望も持っていないのです。◇私たちは、主イエスの最後のことばの重大さを見落としてはなりません。<しかし、人の子が来たとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」>と主は締めくくられたのです。終末に向かって、このような信仰(定冠詞が付いている)がなくなっていくことを主は予測しておられるのです。今私たちは、この通りの時代を迎えているのではないでしょうか。
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《子ども祝福礼拝》

2014-11-09

 

あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、入れません。(マタイ18:2)

 

ある時、弟子たちの間で「天の御国で誰が一番偉いか」という議論が持ち上がりました。何とも情けない有様です。主イエスはそれを知られ、傍らに居た<小さい子どもを呼び寄せ>弟子たちをやさしく諭されました。◇先ず天の御国に入ることの大切さです(3)。「悔い改めて子どものようになる必要がある」と言われます。子どもは、子どものままで子どもですが、も大人は、子どものようにならなければならないのです。これは大変むずかしいことのようです。しかし、信仰の本来的な在り方を見事に語り出していると言えます。大人はどうしても理論と理解の世界から脱け出すことは出来ません。しかし、子どもは先ず信頼することから始めるのです。◇<悔い改め>とは「向きを変える」ことです。このことばの第一義的な意味は、神に背を向けている生き方を変えて、神と向かい合い、神とともに生きる人生に向きを変えることです。天の御国に入るのですから、当然といえば当然です。大人には、これがなかなか出来ないのです。大人であるが故に、色んな事柄が邪魔をしてしまうのです。中には、神を信頼するどころか、反発を覚える人もいます。◇さらに加えて主イエスは、具体的・実際的な生き方においても「向きを変える」必要を説いておられます。偉くなろうとするのではなく、<子どものように自分を低くする>のです。「高きを目指すのではなく、低きを目指す」と言ってもよいかも知れません。これも大人にはなかなか出来ないことです。身分や地位、誇りや自尊心に邪魔されて、天の御国を目指せない人が多いのです。<自分を低くすることは>相当意識的に取り組まないと出来ません。謙遜は自然的な賜物ではなく、信仰によって勝ち取る天からの賜物なのです。

《信じた者への神の愛》

2014-11-02

 

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ43:4)

 

主なる神様は〈あなたは高価で尊い。(4)〉と言われましたが、客観的に見るならば人はそれには当てはまりません。◇イザヤの時代、民は主から離れ、罪に罪を重ねていました。民は主を捨て去り、他の神々を拝んでいたのです。それだけではありません。主は聖なるお方です。たとえ忠実に歩んでいても、罪ある人を決して「高価で尊い」と言うはずがないのです。ですから、それとはかけ離れた存在、それが私たちなのです。◇しかし、このような者を〈わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(4)〉と言ってくださいます。何故なのでしょうか?二つの点が挙げられます。一つは、主ご自身が私たちを形造ったからです。1節と7節には〈あなたを作り出した方、(1)〉〈あなたを形造った方、(1)〉〈わたしがこれを創造し、これを形造り、これを造った。(7)〉とあります。その上で〈高価で尊い〉と言われました。主が愛してくださるのは、私たちを形造った張本人だからなのです(エレミヤ1:5)。もう一つは、主ご自身が私たちを贖ってくださったからです。1節には〈わたしがあなたを贖ったのだ。(1)〉とあります。私たちを今に至るまで形造ったお方は、同時に贖い主なのです。キリストの十字架という代価(犠牲)を支払って、買い取ってくださったのです(ヨハネ3:16)。ですから、依然として罪があるにも関わらず、愛してくださるのです。◇神はこのような深い愛で私たちを愛してくださっているのです。これは、信仰を持った時から永遠に続いている恵みなのです。              (文:実成)
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